このたび、縁あって山口大学工学部社会建設工学科の学生のみなさんへ測量学の講義をさせて頂きました。
今回は測量学についても勉強をされている学生のみなさんですから、今後、建設コンサルタントへ就職した際に活かせる講義とするため、学問としてというよりも実際に仕事として作業している内容についてお話させて頂きました。
授業で学んでいる内容が実際にはどう活かされているのか・・・座学をはじめ、実際の測量機器にも触れてもらいながら受講して頂きました。
座学の様子です。まずは基本的な内容についてお話しました。
測量機器演習の様子です。(左:レベル、右:地上レーザースキャナ)
最初はみんな緊張しますよね・・・とはいえ、みなさん落ち着いて作業されました。
最後に・・・
測量は全ての「基」となる最初の作業になるため、正確さとスピードを要求される技術です。
正確な情報に裏打ちされたものを提供するには、その根底には確かな測量技術があり、今後もテクノロジーとあわせて進化し続けていくことが必要です。
学生のみなさんも、日々学習されていることが、実際にはどのように活用されているのか今回の体験を通してつながり、より一層興味を持って取り組んでいただけるとうれしいです。
我々も今回の講義をさせていただくことで、日々の仕事の中で当然のように使う技術(テクノロジー)について、改めてその内容を見直し、考え、それらを「伝える」という貴重な経験をさせて頂きました。本当に感謝致します。
土木建設コンサルタントという仕事は、起きてしまった災害をはじめ、未来の防災に至るまで、身近な大切な人の命を守る事に直結する仕事です。
そして、より豊かな暮らしを支える街づくり、未来の地図に残る仕事です。
今回の講義が土木建設コンサルタントという仕事をみなさんの目標のひとつに加えていただくトリガーとなれば幸いです。